【具体例あり】朝日小学生新聞「天声こども語」を大人が書き写し・要約してみた感想
- 効果があるの?
- 難しそうだけど、何年生からできるの?
- どれくらい時間がかかるの?
こんな疑問はありませんか?
朝日小学生新聞の1面に載っている「天声こども語」。
我が家は子どもたちの家庭学習として、天声こども語を使った音読を取り入れています。しかし書き写し・要約は、子どもがまだ小さいため(小2、年長)まだ実践していません。
今回は、親である私が天声こども語の書き写し・要約に挑戦してみた感想を紹介します。今後、子どもの家庭学習にどう活かすか考えながら実践しました。
この記事を読んで、ご家庭で取り入れられそうな部分を見つけていってくださいね。
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書き写し・要約で国語力が手広く高められる
書き写し・要約をすることで、それぞれこんな効果が期待できます。
- 漢字や言葉を覚える
- 文章の構造が身につく
- 集中力がつく
- 書くスピードが早くなる
- 読解力が高められる
- 長文読解の練習になる
実際にこんな効果があったという事例が紹介されていました。
東京都内のある塾で4~6年生の生徒さん約40人に実践してもらったところ、書き写し学習を始めたころは平均32分かかっていたのが、約10か月の継続後、書くスピードが平均21分に短縮されました。
引用元:朝日学生新聞社
朝日新聞のベテラン記者が書いている「天声こども語」で取り組めば、国語力アップ間違いなしです。
書き写し・要約には「天声こども語学習ノート」がオススメ
天声こども語を書き写し・要約するのには、専用の「天声こども語学習ノート」がオススメ。
行数・マス目が見本と同じなので、書き写ししやすいです。
購入方法
購入方法は以下の4つ。
- インターネット(今解き教室e-shop)
- 新聞販売店
- 全国の大型書店
- amazon・楽天
amazon・楽天は手軽に買えますが、値段が倍くらいするのでご注意を。
お試しで1冊買ってみるのにはよさそうですね。
また、まなぶ@朝日新聞では書き写しの体験版が無料でダウンロードできます。ぜひチェックしてみてください。公式サイト:まなぶ@朝日新聞
私はこの体験版をプリントアウトして使用しました。
天声こども語学習ノートの構造
天声こども語学習ノートの中身はこんな構造になっています。
- 切り取ったコラムを貼るスペース
- タイトルを書くスペース
- 書き写し用の原稿用紙
- 要約や感想を書くスペース
- 気になる言葉と意味を書くスペースが3つ
【結果・感想】部分ごとに挑戦していくのがオススメ
天声こども語学習ノートに挑戦した結果、一通りやるのにかかった時間は50分。全部やるにはなかなか骨の折れる作業でした。持続させるには、部分ごとに段階を踏んで挑戦していくのもアリだなぁと感じました。
子どもの年齢やレベルに合った部分をやるだけでも、十分効果があります。
実践した順番は以下の通りです。
- 本文を一通り読む
- 切り抜いて貼る
- 書き写しをする
- タイトルを考える
- 気になる言葉を辞書で調べる
- 要約する
それぞれのポイント、所要時間、適正年齢の紹介をしていきます。
①「天声こども語」を一通り読む
所要時間 2分
低学年から
「天声こども語」を一通り読み、全体の内容を理解します。
②「天声こども語」を切り抜いて貼る
所要時間 1分
低学年から
朝日小学生新聞から「天声こども語」を切り抜いて貼ります。体験版は、記事がすでに載っているので貼る必要なし。
③書き写しをする
所要時間 18分
中学年から
全部で374文字の「天声こども語」を、1マスに1字ずつ書き写します。行末の文字を確認して、ずれないように気をつけるのがポイント。
大人でも18分書き続けるのは集中力がいる作業でした。
④タイトルを考える
所要時間 2分
低学年から
以下のことを意識して考えました。
- 筆者は何を1番伝えたいのか(結論)に注目
- キーワード(繰り返し出てくる言葉)を見つける
これだけ考えながら読むだけでも、理解度がグンと上がります。他の記事でも意識して読めるようになりました。
朝日小学生新聞のメールマガジンでは毎回、天声こども語の筆者が考えたタイトルを掲載。自分がつけたタイトルと比べることができるのでオススメです。
タイトルを考える=この文章が本当に伝えたいことを考えることになるので、読み解く力を鍛えたい方にはもってこいです。
⑤気になる言葉を辞書で調べる
所要時間 7分
低学年から
気になる言葉やわからない言葉を辞書で調べます。積み重ねで語彙力を伸ばすことができます。
なんとなくわかってはいるけど説明はできない言葉を見つけることができました。
⑥要約する
所要時間 20分
高学年から(親と一緒なら中学年から)
全部で374文字ある「天声こども語」を、200文字程度に要約します。“④タイトルを考える“で意識した「筆者の結論」と「キーワード」が頭に入っている状態だと要約しやすいです。
それを踏まえて、さらに以下のことを意識しながら要約しました。
- 段落ごとに要約
- 余計なものを削ぎ落とす(具体例や体験談、説明はカット)
余計な部分をカットするだけでだいぶ文章が短くなります。
余計な部分をカットする作業はそこまで難しくないと感じました。しかし最後に、短くなった文章をひとつにまとめる作業が1番手こずりました。
要約は難しいと感じましたが、読解力がかなり鍛えられます。
【実践】段階を踏んで「要約」を家庭学習に取り入れたい
「天声こども語」の書き写し・要約をやってみた結果、両方やるのは大変だと実感。我が家では「要約」だけを取り入れることにしました。
なぜなら書き写しで得られる「漢字や言葉を覚える」「文章の構造が身につく」などの効果は音読でも補えるから。
読解力が高まる「要約」は社会人になってからも大切です。
今後、我が家では以下のようなステップを踏んで、家庭学習に「要約」を取り入れていく予定。
- 音読する(実践中)
- わからない言葉を調べる(実践中)
- タイトルを考える
- 余分な部分をカットして、重要な部分を見つける
- 要約を完成させる
段階を踏めば、低学年からでも挑戦できます。
【まとめ】段階を踏んだ要約方法で、国語力を上げていこう!
この記事では、「天声こども語」の書き写し・要約を大人が挑戦し、今後どう家庭学習に活かしていきたいかを紹介しました。以下にポイントをまとめました。
朝日新聞のベテラン記者が書いている「天声こども語」で書き写し・要約に取り組めば、国語力が手広く高められる。
天声こども語を書き写し・要約するのには、専用の「天声こども語学習ノート」がオススメ。
私は無料の体験版をダウンロードして実践しました。公式サイト:まなぶ@朝日新聞
天声こども語学習ノートに挑戦した結果、一通りやるのにかかった時間は50分。書き写しと要約を両方やるのは困難と判断。
我が家では書き写しで得られる効果は音読で補うことにし、要約のみ実践することに。今後、以下のようなステップを踏んで、家庭学習に「要約」を取り入れていく予定。
- 音読する(実践中)
- わからない言葉を調べる(実践中)
- タイトルを考える
- 余分な部分をカットして、重要な部分を見つける
- 要約を完成させる
質の良い「天声こども語」の文章で、一生役立つ能力を身につけてくださいね。
朝日小学生新聞の公式サイトはこちら→ 朝日小学生新聞
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