【小1からできる】音読には朝日小学生新聞の「天声こども語」がおすすめ!
- 家庭学習で音読を取り入れたいけど、いろんな教材がありすぎて決められない
- どうせ音読するなら質の高い文章を選びたい
- 音読をしながら他の能力も伸ばしたい
こんなことを考えたことはありませんか?
実はその悩みは、朝日小学生新聞の「天声こども語」で解決することができます。「天声こども語」とは、朝日新聞のベテラン記者による子ども向けにわかりやすく書かれたコラムのこと。ニュースや季節の話題を取り上げています。
我が家でも小3の息子が、「天声こども語」を使って音読の学習をしています。3分でできる学習法なので、挫折することなく毎日続けられていますよ。
この記事を読むとこのようなことがわかります。
- 「天声こども語」の魅力
- 音読とセットでできる学習法
- 音読以外の「天声こども語」の学習法
この記事を読み「天声こども語」で音読を実践することで、効率的にいろんな能力を伸ばすことができますよ。
「天声こども語」を使った1日3分でできる学習法にぜひトライしてみてください。
「音読が最強の勉強法」親野智可等先生も断言
音読は学習法として最適。音読には以下のような効果があります。
- 記憶の定着が良くなる
- 語彙力・読解力の向上
- 声に出すことでストレス発散になる
教育評論家の親野智可等先生も「音読が最強の勉強法」とうたっています。
親野智可等先生は教科書を音読することを勧めています。しかし、応用編として「天声こども語」でニュースなどの時事力を鍛えるのもありだと思います。
ニュースなどで世の中のことを知り、視野を広げるのは重要。
音読には朝日小学生新聞の『天声こども語』がオススメ
上記の朝日小学生新聞公式Xでも言っている通り、音読には朝日小学生新聞の「天声こども語」がオススメ。「天声こども語」は以下のような特徴があります。
- 374文字という文字数が音読にちょうどいい
- ふりがなつきで漢字学習にも最適
- ニュースなど最近の話題も学習できる
- ベテラン記者が書く質の高い記事
公式サイト:朝日小学生新聞
音読目当てならamazonや楽天で購入するのがオススメ
音読目当てならamazonや楽天で、まずは3ヶ月分購入するのがオススメ。音読は同じ文章を何回か繰り返し使用するので、毎月購入する必要はありません。新しい文章で音読したくなったときにその都度追加で購入するのがオススメです。
amazonや楽天なら新聞社で買うよりも気軽に買いやすいです。
音読とセットでできる学習法を4つ紹介(3分でできる)
漢字の読みを覚える
漢字を覚えながら記事を読むことで、漢字と文章の学習が一度にできます。
やり方
音読で読んだ記事の、覚えたい漢字のふりがなを鉛筆で塗りつぶします。音読しているので漢字もある程度は覚えているはずですが、漢字を覚えるまで数日間続けて音読します。
我が家は以下の方法で実践中。
- 漢字を塗りつぶさずに3回(3日)読む
- 文章に慣れてきたら漢字を塗りつぶして2、3回(2、3日)読む
子ども新聞だと、わからない漢字が子どもにとっては程よくあるので学習にピッタリ。
辞書を引く(YouTubeもオススメ)
少しずつでも続けていけば確実に語彙を増やすことができるし、調べる習慣も身につきます。
やり方
子ども新聞を読んでいるときや音読しているときに、わからない言葉を見つけたら辞書で調べメモをします。文章よりも映像を見せたほうが理解しやすそうな言葉のときは、YouTubeなどの動画を見せるのもあり。
YouTubeを使った学習法について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
3分でできる!子ども新聞にプラスする3つの活用法【YouTube、地図、辞書】
メモするのはわからなかった単語だけでOK。意味まで書こうとすると大変になってしまい継続できないからです。調べる数も1、2個でOK。
それでも子どもが面倒くさがる場合は、親が調べてメモするのもありです。
地図で調べる(Googleマップもオススメ)
記事に出てきた地名を地図で調べ関連づけて覚えることで、記憶に残りやすくなります。
やり方
新聞の記事に都道府県や世界の国の名前が出てきたら、地図で場所を調べます。市町村など細かい場所を調べたいときはGoogleマップで検索するのもオススメ。
地図ですぐ調べられる環境を作るのが大切です。
お気に入りの言葉を見つける
お気に入りの言葉を見つけるとその言葉を実際に使ってみたくなるもの。会話や文章を書くことが好きになるきっかけになります。
やり方
新聞記事を読んで気に入った言葉が見つかったらメモをします。
語彙には「理解語彙」と「使用語彙」があります。
「理解語彙」というのは、理解している言葉のことです。
引用サイト:山口拓郎公式サイト
「使用語彙」は、自分が書いたり、話したりして、実際に使うことができる言葉のことです。
せっかく言葉を覚えるなら、実際に使うことができる「使用語彙」を増やしていきたいです。
お気に入りの言葉を見つけ実際に使うことができれば、「使用語彙」を増やすことができます。
「理解語彙」「使用語彙」についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの動画がオススメです。
応用編として、見つけたお気に入りの言葉で短い文章を作るのもオススメ。少し時間はかかってしまいますが、使用語彙を増やすトレーニングになります。
音読以外の「天声こども語」の学習法
音読以外にも「天声こども語」でできる学習法があります。学習法は以下の3つ。
- 書き写し
- 要約
- タイピング
音読の学習をやった文章で実践すると、慣れた文章なのでスムーズに取り組めます。
書き写し
「天声こども語」の文章をそのまま書き写す学習法。書き写しにはこのような効果があります。
- 文章の構造が身につく
- 集中力がつく
- 書くスピードが上がる
実際に書き写しを実践したことで、このような効果がみられたそうです。
東京都内のある塾で4~6年生の生徒さん約40人に実践してもらったところ、書き写し学習を始めたころは平均32分かかっていたのが、約10か月の継続後、書くスピードが平均21分に短縮されました。
引用サイト:朝日小学生新聞
書き写すのはどんなノートでもいいですが、専用のノート「天声こども語学習ノート」も売られています。
- 切り取ったコラムを貼るスペース
- タイトルを書くスペース
- 書き写し用の原稿用紙
- 要約や感想を書くスペース
- 気になる言葉と意味を書くスペースが3つ
購入方法は以下の4つ。
- インターネット(今解き教室e-shop)
- 新聞販売店
- 全国の大型書店
- amazon・楽天
amazon・楽天は手軽に買えますが、値段が倍以上するのでご注意を。
お試しで1冊買ってみるのにはよさそうですね。
要約
要約とは、文章の要点を短い文章にまとめること。要約を実践するとこのような効果が期待できます。
- 読解力がつく
- 記述力がつく
- 集中力がつく
要約は文章を完璧に理解していないとできないので、習得できればかなりの効果が期待できます。
中学受験対策にもなります。
タイピング
「天声こども語」の文章をタイピングする学習法。この学習法は、パソコンなどがないと実践できない方法です。しかしこれからもっと進んでいくIT時代に、必ず必要になってくるタイピング力は伸ばして損がないスキルです。
文章全てタイピングするのはなかなか難しいと思うので、文章の中の気になった言葉をタイピングする方法がオススメ。音読とセットでできる学習法で紹介した「辞書を引く」「お気に入りの言葉を見つける」でメモした言葉を使うのもありです。
タッチタイピングもオススメ
ただタイピングするだけでもいいですが、せっかくなら手元を見ずにキーボードを打つ「タッチタイピング」に挑戦するのもオススメ。
我が家ははじめ、タイピングが無料で練習できる「プレイグラムタイピング(Playgram Typing)」というサイトで練習しました。
公式サイト:プレイグラムタイピング(Playgram Typing)
子どもは覚えがいいので、子供のうちに習得しておくことをオススメします。
「よみとき天声人語」で大人の文章に触れる
「よみとき天声人語」は、朝日新聞の1面に載っている名物コラム「天声人語」をわかりやすく解説するコーナー。隔週連載(木曜日)なので頻度は少ないですが、大人の文章に触れるよい機会になります。
天声人語を普通に読もうとすると、結構内容が難しくハードルが高いです。大人である私自身も活字が苦手なので難しいと感じてしまいます。
読もうとして途中で挫折した経験が何度もあります。
しかし「よみとき天声人語」は子どもでもわかりやすいように、このような工夫がされています。
- 漢字がふりがな付き
- 言葉の意味の解説
- 絵でも解説
また「よみとき天声人語」は、「出題編」と「発表編」にわかれています。「出題編」で出された宿題を、次回の「発表編」で読者から届いた答えを発表するというもの。毎回「天声人語」のコラムにあったテーマが決められていて、そのテーマに沿った宿題が出されます。
出題編
出題編には「宿題」と称した問題文が掲載されます。宿題の内容は以下の通り。
- 天声人語の見出し(タイトル)をつける
- テーマに対しての自分の経験や考えを書き出すもの
(例:テーマ「『〇〇のまち』を考える」宿題「あなたが住む都道府県は、どんな『〇〇のまち』ですか?)
宿題の回答は朝日新聞社に投稿できる仕組みになっていて、次回の「発表編」で掲載されます。
発表編
発表編には、読者が投稿した回答が掲載されます。特に正しい答えというものはなく、読者の意見や感想を紹介している感じです。
読み解き方や自分の意見を述べる練習になるのでオススメです。
【まとめ】良質な文章「天声こども語」を学習に取り入れよう
この記事では朝日小学生新聞の「天声こども語」でできるオススメの学習法を紹介しました。学習法は以下の通りです。
- 漢字の読みを覚える
- 辞書を引く(YouTubeもオススメ)
- 地図で調べる(Googleマップもオススメ)
- お気に入りの言葉を見つける
すぐ実践でき、習慣化もしやすいですよ。
- 書き写し
- 要約
- タイピング
手間はかかりますが、習得できたらかなりの能力アップが期待できます。
また大人の文章に触れることができる「よみとき天声人語」の紹介もしました。大人の文章に慣れておけば、大人の新聞を読むハードルも下がります。
購入の仕方は毎日読むなら公式サイト、音読目当てで購読するなら欲しいときに気軽に買えるamazonや楽天がオススメです。
公式サイト:朝日小学生新聞
ベテラン記者が書く良質な文章「天声こども語」を、ぜひ学習のひとつに取り入れてみてください。